今日は花冷え+花曇り…
花曇りや花冷えは花の命を永らえてくれるんですね!
曇り空を背景にした桜の花もまた格別美しいですね。
敬愛するミステリー作家、服部まゆみの「時のかたち」のなかに「桜」という作品があります。
桜の花びらが激しく舞い散るような幻想的な物語。
冒頭辺りにこんな文章が…
「花たちは確かに音を盗み殺していると思えた。」
確かに花は雑音を吸い取ってしまっているかのように辺りを静寂にしています。
ミステリアスな表現です。
服部まゆみは
桜の花をピンクと表現せず
【薄紅を秘めた白の花】と表現しています