牛久保公園のナンバンギセル

秋本番、牛久保公園ではススキが風に揺れています。
s-IMG_1087ススキをかき分け(笑)、「ナンバンギセル」を探しています。
ナンバンギセルは、イネ科の(イネ、ススキなど)植物の根に寄生してその養分で育つので、葉緑素を持たないがゆえに自分で生きるすることができません。

見つけた!
ふっくらした萼(がく)から淡い紅紫色の花が一輪、うつむきかげんに咲いています。s-IMG_1082南蛮人の使っていたキセルの形ににているのでこの名になったようです。
p1_photo01「道のへの尾花が下の 思ひ草今更さらに何をか思はむ」と
万葉集古歌に詠まれた「思ひ草」はナンバンギセルであろうと言われています。
「道のほとりの思い草が咲いている。私も、いまさら、何を思い悩んだりしましょう。」の意。。
余談ですが、「思い悩むのは止め、あなたをひたすら想う決心…」なのか?
「あきらる決心」なのか??
あなたならどう解釈しますか?
「思い草」…「ひたむきさ」を感じる美しい名前です。