都筑中央公園「かいつぶり(にほどり)」鴨の子だと思っていたのは大間違い

都筑中央公園

素晴らしい景色

出勤前のひととき、都筑中央公園の石のベンチに座り、池を眺めて時間を過ごしました。私が私をとりもどす至福の時。
この素晴らしい景色を静かに眺めます。

にほどり=カイツブリ

池で時々見るけれど、何という鳥かしらと思っていた、鴨より小さい鳥。
鴨の子供かと思っていたら、なんと「にほどり=カイツブリ」。

枕詞 にほどりの

万葉集などで「鳰鳥の(にほどりの)」という鳥の名をよく耳にします。
「にほどり」という鳥はの水中に息長く潜る習性や雌雄の仲の良いことなどから「潜かずく」「息長おきなが」「二人並び居」「なづさふ」などにかかる枕詞だそうです。
「にほどり」という言葉の響きが優しくて、記憶していました。

にほどりのおきながかははたえぬとも きみにかたらむことつきめやも
鳰鳥の息長川は水が絶えたとしても、あなたにお話しする言葉は尽きません。

姿は

頭と翼は暗褐色。嘴は三角にとがった黒。
嘴の横から後ろまで赤茶。冬羽になると全体的に淡い褐色になります。
足の位置が体の後の方にあるので、歩くのは苦手だそうです。

水に入る鳥・

漢字では「水に入る鳥」を意味する和製漢字で「鳰」と書き、「にほどり」と呼ばれていた。
滋賀県の琵琶湖には昔からカイツブリが多くいたことから、「鳰海(にほのうみ)」と呼ばれていたそうです。

時折水に飛び込むしぐさをします。

潜水が得意

潜水が得意で、水に潜って小魚やエビ類を獲ったり、水草付近の昆虫を食べたりするそうです。15秒以上も水に潜っていることもあるとか.。。

子育てとおんぶ

カイツブリは、雌雄の仲もよく、子育てを協力するようです。
卵も交代で温めると聞きます。
そしてヒナを「おんぶ」することでも有名だそうです。
是非カイツブリの子育て・おんぶを見たいです。
4~12月に1回に4~6個の卵を年に1-3回に分けて産むそうです。

はじめは気にも留めていなかったかいつぶりですが、とても魅力的な鳥に思えてきました。