たえて桜のなかりせば
日本には四季があり、閉ざされた寒い冬を過ごすとおのずと春が待ち遠しくなります。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」
古今和歌集の在原業平の歌。
(この世に桜の花が無かったら、春を過ごす人の心はどんなにかのどかでしょう?)
桜の散りゆく様子を潔さや儚さにも重ねて、日本人の桜への執着の強さを感じます。
桜は私たちにとって特別な花ですので、誰もが桜の開花を待ちわびています。
さくらんぼ公園の桜
さくらんぼ公園は毎年いち早く桜が咲きます。
都筑区ではいち早く桜が見られます。
桜の開花はまだかしら?と思ったら、まずはさくらんぼ公園。
山崎公園などにも行きましたが、まだつぼみは固そうでしたが
さくらんぼ公園の桜2本はもうすっかり花開いています。
桜の花とメジロ
桜を見上げていたら、メジロが飛んできて、桜の蜜を吸ってます。
スズメよりも小さいかなと思われる位の小さな鳥です。
桜の花を散らすことなく、細い嘴で蜜を上手に吸います。
桜の花と共にメジロも春の訪れを知らせてくれる鳥です。
三寒四温を繰り返す日々ですが、
桜を待ち望んでいるのは人間だけではありませんね。
桜の花とひよどり
すると大きな鳥もやってきました。
ヒヨドリです。
枝がユッサと揺れるくらいの重さ。
灰褐色で地味な鳥(?)長さも30㎝近くあります。
メジロはそそくさと場所を譲って飛んでいきました。
桜の花を大胆に突っつきます。蜜どころか花も食べているように見えます。