月出松?
都筑区のずーっと南の方、都筑区加賀原1丁目に「月出松公園」があります。
川和町駅から1km位あります。
付近は住宅地で、住民の憩いの場なのでしょう。
犬のお散歩の人に出会いました。
まず名前「月出松」に惹かれます。
「お月様の出るのを待つ公園」かな??と思っていました。
なだらかな丘状
なだらかな丘状の公園です。公園の周囲はぐるりと遊歩道が巡っています。
公園には遊具はありません。公園内北側は、ただ公園一帯木が茂ります。
公園内北側に広場があり、ゲートボールを楽しむ人たちが見られました。
公園には桜の木が多く、お花見の場所として親しまれています。
加賀原遺跡
北東の方の入口から入り進んでいくと大きな看板。
看板には、月出松公園と辺り一帯の台地は、加賀原遺跡と呼ばれ、縄文時代の集落跡が見つかったと書かれています。
竪穴式住居跡や土器などが大量に出土し、集落の跡地のようです。
月出松公園の地下には遺跡が埋設保存されているもようです。
円形の展望テラスに埋め込まれた四神
ここをまっすぐ登っていくと、公園西側の端部には展望の広がる円形のテラスが設置されており、そこから眺望が楽しめます。
テラスの周りにベンチが並んでいてここではゆっくり一休みできるスペースです。
展望テラスの足元には「四神」の金属のプレート埋め込まれています。
中国の古代天文学に発祥する四つの方位を表す象徴的動物だそうです。
青龍(東を守る獣神)蛇のように長い胴と四肢のある龍の形 ↑
白虎(西を守る獣神) 細長い体をした白い虎の形 ↑
朱雀(南)翼を広げた鳳凰 ↑
玄武(北)亀に蛇が巻きついた形 ↑
そして真中に月の兎の薬造の形 ↑
中国での不老不死四神鋼版が埋込まれた円形のテラスです。
東西南北それぞれを「四神獣」がそれぞれ四方を守護すると言われています。
四神獣とは、「北の玄武」「南の朱雀」「西の白虎」「東の青竜」を指します。中国から来た思想から始まりましたが、地相をもとに、古く平安遷都にも取り入れられているそうです。
ちょっと残念
以前はこの時期すすきが群生、ナンバンキセルも見られ、パンパスグラスが生い茂り、萩の花も咲いていて、私の頭の中ではそんな雰囲気が月出松公園のイメージになっていました。
今日は公園内すっかり刈り取られていました。ちょっと残念なような…。
さらに下りていくと南端の出口に出ます。
この辺に前は松の木があったんですが見つかりませんでした。。??
公園名を示す碑にはウサギが描かれたタイルが埋め込まれています。
このマークは「満月の中で、杵をつく兎と松」でしょうか?
兎のダンス♪♪かな?
そそら そらそら うさぎのダンス♪♪
朏松
この公園の名称「月出松」の由来を調べたら
「公園名は、昔この地に“みかづき松”と呼ばれる大きな松があった事に由来し「朏松」という字名もあったらしい。さらに朏(みかづき)の偏と旁が離れて月出松となったそうです。(おそらく手違い?)
面白い!!本来「朏松(みかづきまつ)公園」なるはずだったってこと?
この公園は都筑区西部を辿って延びる緑道「ゆうばえのみち」の南端に辺り、公園の北端から「 月出松公園橋」を渡って「ゆうばえのみち」が北へ延びています。
●所在地:横浜市都筑区加賀原1丁目4
●交通:地下鉄グリーンライン 川和町駅より徒歩15分
●開 園:1992年(平成4年)12月15日
●面積:25,597平方メートル
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