都筑民家園のコムラサキ 自然の色は神様が作った色

都筑民家園のコムラサキ

急に秋めいてきました。
都筑民家園のお庭にひっそりとコムラサキの実がなっています。

都筑民家園のコムラサキの実
都筑民家園のコムラサキの実

 

ムラサキシキブとコムラサキ

ムラサキシキブと似ていますが、見分けは簡単。

葉っぱの鋸歯が上半分にあるものがコムラサキ。全体にあるのがムラサキシキブです。
いずれも、平安時代の歌人、紫式部にちなむ名前です
果実が紫に熟すのはこの時期9~11月で、メジロ、ヒヨドリ、キビタキなどの野鳥が集まってくるようです。美味しい実なんですね。

紫色

コムラサキの実は上品で優しい紫色。本当に美しい色です。

都筑民家園のコムラサキの実
都筑民家園のコムラサキの実
紫はミステリアスで、どこか物憂げ、儚さを感じさせる色ですね。紫色は、古く昔から「高貴なもの」の象徴だったようです。自然が生みだす色はどうしてこんなにも美しいんでしょう!
自然の色は神様が作った色。

 

冠位十二階というのを歴史の授業で習いましたよね。
身分制度「冠位十二階」では自分の身分の色の冠を着用していました。一番地位の高い冠は「濃紫」「薄紫」・・と続き最後は「黒」やはり、紫は高貴な色だったのですね。

都筑民家園のコムラサキの実
都筑民家園のコムラサキの実