イタリア製デキャンタ ワインを開かせる・・・

デキャンタ

閉じている?開いている?

ワインのガラスボトルを革で包んだイタリア製デキャンタです。

期待して購入したワインをグラスに注ぎ、口に含んだ瞬間、何だか渋くて美味しくないな。。なんて経験、ありますよね?

実はそのワインを、デキャンタに入れると美味しくなるかもしれないのです。これをデキャンタ―ジュと呼びます。

ワインは、熟成し飲み頃になってワインを抜栓しても、さらに時間をおき、ワインを開かせる必要があるのだそうです。
そのための容器が、デキャンタ。

ワインの香りが感じられない状態は「閉じている」というんだそうです。

ワインにみならず、日本酒だって、時間経過で開いてゆくのだそうです。

この、熟成度合いで、「開く」「閉じる」という表現、お酒は繊細な生きものって感じがしますね?

我が家に眠るデキャンタ

このデキャンタ、ずっと、前から我が家にあって。

亡母が油絵のモチーフとして、どこからか入手したのだと思います。

船の絵が描かれています。
裏に、made in ITALYのシールが貼ってあります



キャップ部分には古い世界地図が張ってあり、いい雰囲気を醸し出しています。

イタリア人が、情熱的に陽気にお酒を飲むシーンが目に浮かんできます。

好きなお酒をつめ替えて、ボトルを横に飲めば、楽しいひと時が過ごせそうです。

牛久保公園のナンバンキセル 思ひ草今更になぞ物を思はむ

自然豊かな牛久保公園

横浜市営地下鉄センター北駅から500mほど北へ向かうと、丘の形状を利用した公園が見えてきます。
牛久保公園
牛久保公園です。
牛久保公園は自然の雑木林があり、小高い丘となっていて起伏もある公園です。自然豊かな自然がそのまま残された公園です。
でも歩道は整備されていて、ジョギングや散歩をするには良い公園です。子供用の遊具はなく、自然を楽しめる公園になっています
牛久保公園
公園の東は、横浜市立牛久保小学校やつづき保育園が隣接しています。
都筑区の公園では、このような休憩所をよく見ます。東屋というのでしょうか?                  ↓ 
牛久保公園

ナンバンギセル発見!

のんびり散歩トンボが飛び交い、暑さの中にも秋の気配を漂わせています。
ふと、穂をなびかせているススキの根元を見ると、見つけました!
ナンバンキセルです。
ナンバンギセルはススキなど他の植物の根などから養分を取って寄生する寄生植物です。
自分だけでは生きていけません。寄生しないとね。。
初めて見つけました。
ぷっくりとしたガクから淡い紅紫色の花を一輪、隠れるように咲いています。
葉はなく、まるでキセルのような釣鐘型の花。
ナンバンギセル

思ひ草

万葉集では「思草(おもいぐさ)」の名前で歌があり、古く日本で親しまれていた植物なのでしょうね。

うつむきかげんに頬を染めて咲く花の姿ひたむきな恋を歌った美しい歌です。

道の邊(べ)の 尾花が下の 思ひ草 今更になぞ物を思はむ (詠みびと知らず 万葉集)
路傍に生える尾花(ススキ)の足元にある思い草は、今更何を思いわずらっているのだろうか。
きっと作者は恋に悩む人だと思います。
もう迷ったりしませんと悩む自分を断ち切ろうとしているのでしょうか?
諸説あったのですが、「思ひ草」をナンバンギセルのことだと最初に明確に指摘したのはあの(江戸時代の国学者)本居宣長だそうです。

ちゃっかり居候?

ナンバンギセルはイネ科、特にススキなどによく寄生するそうです。
大量発生すると害草です。
ややうつむいた角度で咲く姿が、万葉の人には秘かに物思う姿に見えたのでしょう。

実際はちゃっかりした「居候」にも思えますが…(笑)

新羽西方寺 赤・白・黄色・ピンクの曼殊沙華(彼岸花)に驚き

西芳寺の彼岸花

知人に新羽の「西方寺」というお寺では、見事な彼岸花(曼殊沙華)が見れると聞いて行ってみました。
「西方寺」は、港北区の西端、最も都筑区寄りに位置します。

「西方寺」は真言宗のお寺で、1190年に鎌倉の笹目という場所に創建され、鎌倉にある極楽寺の支院を経て現在の港北区新羽の地に1492年に移転してきたそうです。

長い参道には左右に彼岸花(曼殊沙華)が咲き誇り、石段を上り詰めると、山門が見えてきます。

茅葺屋根の寺

山門をくぐると約300年前に建立されたという大きな茅葺きの本堂の本堂が迎えてくれます。茅葺きのお寺さんて初めて見ました。
こんなに素晴らしいお寺さんがあったことを私は知りませんでした。

本堂 鐘楼 山門など横浜市指定有形文化財だそうです。

本堂の庭にはピンクの彼岸花(曼殊沙華)が咲き誇っていました。

花の寺

「花の寺」としても有名で、冬から春には桜、蠟梅、椿、クリスマスローズ、
には、アヤメ、ニッコウキスゲ。、ツツジ、紫陽花
秋には、彼岸花、萩など、一年を通してお花を楽しめるそうです。

 

曼殊沙華

ちょうどお彼岸の時期に咲く花で、彼岸花(ヒガンバナ)とかリコリスと呼ばれます。私は「曼殊沙華」という呼び名が好きです。

ことに、赤色の曼珠沙華ではなく、白や黄、ピンクと珍しい色の曼珠沙華が咲いていました。私は赤い曼殊沙華しか知りませんでしたので驚きです!

約30cm位の茎の上に、6枚の細い花びらを放射状に咲かせます。まず花が咲き、葉は花が終わってから伸びてきます。

その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人は恐れをなして、死人花(しびとばな)や地獄花(じごくばな)幽霊花、剃刀花、狐花、捨子花、毒花などと読んだようです。

あまりにひどい呼び方です。

古くなりますが山口百恵の「曼殊沙華」という歌を思い出します。
白い夢さえ深紅に染める♪♪
私が感じる曼殊沙華の花のイメージは「炎」や「情念」。
「内に秘めた熱い想い」を感じます。

曼殊沙華は球根部分に毒を有しているため、動物たちから守る守護神的な意味も含めてお寺に植えるのかもしれません。
秋晴れの青い空を背景に、咲く彼岸花はとても美しいです。
開花時期も彼岸の時期一週間ほどという「花の命」です。

日露戦役記念碑

駐車場から参道に入る付近に「日露戦役記念碑」があります。

この記念碑の片隅に一輪の彼岸花が咲いていました。
一輪寂しそうに咲く彼岸花も美しいです。

 

山崎公園にて・空にも地にも木々にもそこはかとなく秋の気配

涼しくなってきました。

昨日までの風と違って感じました。

そこはかとなく秋の気配。

空はひつじ雲が広がって。。

セミの声が、秋の虫の声に切り替わり、

朝晩涼しく羽織るものが必要になり、夜も寝苦しい夜に変わって掛け布団が心地よい・・・。

ここ、山崎公園にも秋の気配・・。

トンボが飛び交い・・。

広場の周りの桜の木も、ぽつぽつ紅葉をはじめ・・・

はらはらと落葉・・・。

 

 

徳生公園たまには寄り道どんぐり拾い・コナラ クヌギ カシ マテバシイ

 

徳生公園をお散歩。

足元にはどんぐり。

コナラ

これは「コナラ」。メジャーなどんぐりです。
「コナラ」の実は少し細長で、帽子はお椀形です。
私はどんぐりの「帽子」と呼ぶけど、正しくは「殻斗」というらしいです。
帽子はうろこ状です。

前に徳生公園の鴨さんはこの「コナラ」を食べていました。
鴨は水中の魚とかを食べるものだと思っていたから、一瞬目を疑いました。
こんな硬いものを食べるんだ!

「コナラ」の葉は、何型と言うんでしょう?
付け根の方が細い卵形をしています。葉っぱの縁は鋸のような尖ったものがあります。
樹皮はこんな感じ!

クヌギ

そして池に沿って少し奥の方に歩くと、「クヌギ」がありました。


「クヌギ」の帽子は、もじゃもじゃ帽子です。
顔が丸くて私は好きです。もじゃ帽子も好き!

スーモくんみたいでさ!

「クヌギ」の葉は、細長い形状をしています。

樹皮は硬くゴツゴツして岩のようです。
クワガタやカブトムシが寄って来る樹です。樹液が美味しんでしょう。

早渕公園で、また違う種類のどんぐりが・・・。

カシ

その次に見つけたのはカシです。

カシは帽子(殻斗)がシマシマ模様です。葉っぱはツヤツヤ厚みがあります。

どんぐりコロコロという歌のどんぐりはきっと「カシ」に違いないと思います。まん丸くて転がりやすいですし、シマシマ帽子も可愛い。

幹はこんな感じ 👇 クヌギのようなゴツゴツ感はないです。
堅いそうで、木材として使われるようです。
木偏に堅いで樫(かし)だものね?

マテバシイ

さらに行くと、これは「マテバシイ」帽子はうろこ模様。

葉っぱのギザギザは無いです。

たまには寄り道どんぐり拾い

どんぐりは北欧ではお守りにされているようです。
生命、多産、永遠の命の象徴なのだそうです。

Great oaks from little acorns grow.(カシの大樹も、小さなどんぐりから)
というイギリスの諺もあり「大きく育つ=成功」を意味するそうです。

子供に帰ってどんぐりを拾ってみるのも楽しいものです。
元気をもらったような気がします!

たまには寄り道。子供の頃のように。どんぐりころころ~♪

徳生公園の水辺に生息するハンノキ「妖精が宿る木」の可愛い球果

池の水辺に

ここは徳生公園。
ハンノキは水辺を好む木で、このように池の水辺にあります。

ハンノキからは良質の炭ができるので、(今は炭を使うことが少なくなりましたが)炭を生産していた時代には盛んに伐採されたそうです。

ハンノキの花は受精すると、小さな緑色の球果になります。

妖精が宿る木

ヨーロッパではハンノキに妖精が宿ると言われているようです。
緑のかわいい球果のせいかもしれません。
緑は、妖精が好む色なので、小さな妖精が、この花の陰に隠れているのだそうです。可愛いお話です。ハンノキは妖精の国へ続く道を守る木ともされているそうです。

熟した球果

これから徐々に熟して暗褐色になるようで、今も地面に落ちているものは、茶褐色です。
ちょうど小さなサイズの松ぼっくりのような形で可愛いので拾ってきました。

尾花

ハンノキは雌雄同株だそうで、雄花序は今はまだ緑ですが、冬に向かうと紫褐色を帯びてくるそうです。長さ4~7㎝と長く、枝先に2~5個、垂れ下がっています。「かんざし」のように垂れ下がった雄花はちょっと面白い感じです。

そうそう、このハンノキは花粉症の原因になる樹だそうです。
1月~5月は気を付けたほうがよさそうです。

水辺に根を張るハンノキを見て感じたこと。
植物は自然環境を選び生息し、さらに虫や鳥などがその環境を選び生育しています。
そのコミュニティは、まさに自然界の神秘ですね。

徳生公園のモンキチョウ「潜水服は蝶の夢を見る」蝶のように舞う言の葉 

徳生公園のモンキチョウ

徳生公園の花壇にモンキチョウがヒラヒラ飛んでいました。
思わずカメラを構えましたが、うまく撮れない。
蝶にからかわれているようです。

徳生公園のモンキチョウ

花に留るモンキチョウ。優しい黄色。そして特徴の白い斑紋。
蝶の飛ぶ様子は「舞う」という表現がふさわしい。
蝶の優雅に舞い踊る様子を見ていると、自然が成す造形に神秘を感じます。

とんぼのめがねは「水色めがね♪」だけど
モンキチョウのめがねは「薄緑のめがね」なんだね?

徳生公園のモンキチョウ

縁起の良い象徴

キリスト教では、蝶は「復活」の象徴。
仏教では極楽浄土に魂を運んでくれる神聖な生き物。
ギリシャ神話では、不老不死の象徴。
風水的にも「生まれ変わり」の象徴。

蝶は縁起の良い象徴とされる場合が多いです。

徳生公園のモンキチョウ

ヒラリヒラリ、花から花へ飛び交います。
花と蝶は互いにその美しさを引き立てます。
そんなに急いだら蜜が吸えないよ(笑)軽やかに飛び交います。

徳生公園のモンキチョウ

潜水服は蝶の夢を見る

映画「潜水服は蝶の夢を見る」をご存じでしょうか?
とても感動・・と同時に、人間の計り知れぬ精神力に打ちのめされた映画です。

突然の病に倒れ、身体の自由を奪われたELLEの元編集長ジャン=ドミニック・ボービーの自伝。

全身で唯一動くのは左目だけになった彼は、目の瞬きだけで自伝を綴ります。
そんなに状況下でありながら彼の文章は、ウィットに富み、美しく、愛にあふれます。
蝶のように舞う言の葉。

潜水服は蝶の夢を見る

ジャンはしています。
たとえ、身体が指先ひとつ動かせない状態でも、思考の世界では蝶のように自由に舞う事ができるという意のタイトルです。
やはり、蝶は希望の象徴。自由の象徴です。

都筑区のお部屋探しはアベイルへ

センター北「ヨツバコ」世界中から集められたハーブのガーデンが圧巻

シネマトリコ、オリーブの木に続いて

横浜市都筑区のセンター北駅にあるショッピングセンター、Yotsubako(ヨツバコ)のグリーンについてご紹介をしてきました。

シマトネリコの樹,  それから  オリーブの樹

今日はそれはそれはスゴイ!  ハーブガーデンは圧巻です。

 

ハーブの彩りと香り

今、家庭菜園でも、ハーブが静かなブームですよね。
私もキッチンの横の窓で、ミントとバジルを栽培しています。
香りを楽しんだり、お料理に使ったり、それにインテリアにもなります。

ハーブは古く昔から、健康のために利用してきた植物・・・薬効があることからメディカルハーブと呼ばれたりしますよね。

見てください!ハーブが彩りと香りを競い合い揺れています。

こちらに植えられているハーブたちは、世界中から集めたものだそうです。

 

ローズマリーでも5種類以上あるようです。
今日は、ハーブたちも雨に濡れて生き生きしています。

 

 凛としたコンセプト

ヨツバコは建物の形状もとってもおしゃれ!

4つの箱を互い違いに積み重ねたような形です。

個性的な建物のデザインが目をひきます。

静かでゆるぎない、凛としたコンセプトを感じます。

ご覧のように、ガラス張り部分、窓が多く「光や緑を」意識して作られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


センター北「ヨツバコ」のコンセプト・シマトネリコの樹の株立ち

ヨツバコのシマトネリコ

センター北ヨツバコの店内のアトリウムに植えられた「シマトネリコの樹」のご紹介です。

ヨツバコのシマトネリコの樹

シマトネリコ・・・名前はあまり聞かない気がしますが、実際は良く見かける木です。
 
シンボルツリーとして人気がある樹木だそうです。

ヨツバコのシマトネリコの樹

ちょうど、1階の吹き抜け部分は、天井がガラス張りになっていて、空が仰げる素敵な空間になっています。

ほ~ら!   くつろげそうな空間でしょう?

誰でもちょっと休憩できるフリースペースです。

柔らかな木漏れ日の下で、読書もいいかもしれません。

ヨツバコのシマトネリコの樹

濃い緑のなかなか美しい葉です!

ヨツバコのシマトネリコの樹

4本の株立ち

この「シマトネリコ」(Fraxinus griffithii)は九州福岡から運ばれてきたそうです。

どうしてこの樹を?というと。。。このシマトネリコの樹、ヨツバコ名前にぴったりな樹なんです。

ヨツバコのシマトネリコの樹

 

1つの根元から4本の幹が交差しながら絡まるように生えています。

これを株立ちというのだそうです。

シマトネリコは株立ちする植物だそうで、剪定でその形を整えてあげる必要があると書かれているものを見ましたので、観賞用として美しい「株立ち」を作っているのだと思います。

この4本の幹の株立ちはまさしくヨツバコの象徴ですね。

ますますヨツバコのコンセプトやデザイン性の素晴らしさに気づかされました。

 

ヨツバコのシマトネリコの樹

もしかして、3階突き抜けるほど大きくなったらどうするんでしょう?

 

センター北ヨツバコのコンセプト・樹齢600年のオリーブの木

スペイン生まれのオリーブの木

センター北ヨツバコの敷地に大きなオリーブの木があります。

 

このオリーブの木は、スペインから10000km、はるばる運んできたそうです。

2012年、ヨツバコが出来た時ですから、もう12年前。
ヨツバコは4つの箱が互い違いに重なったような形をしているビルで、ガラス張りの部分が多く、きっと素晴らしい建築家さんが造られたビルなのだと思います。
素晴らしいコンセプトで造られていると感じます!

樹齢600年の木の下で

オリーブの木はシンボルツリーという感じでとても存在感があります。

スペイン生まれのこのオリーブの木、樹齢600年だそうで、日本でいえば、室町時代ということになります。すごい!

オリーブの木は生命の樹と呼ばれるそうで、とても寿命の長い樹だそうです。これからもここで長くセンター北を見守ってくれるといいですね。

鳥の巣箱も設置してあり、きっと小鳥がやってくるに違いありません

そして、このオリーブの木を見ていると、風格、威厳を感じます。
そして樹齢600年だからこそのこの深い表情。。

オリーブの葉がキラリキラリ

オリーブの葉は優しげですね。  

太い樹の周りには、ご覧のように丸く木のベンチが施されてあります。
ここに座るだけでなぜか心豊かな気持ちになるのは、私だけでしょうか?
樹齢600年の木の下で、時間も忘れてゆっくり本でも読めたら、幸せ気分になるでしょう!

オリーブの葉の表は光沢のある緑色ですが、裏側は短い毛が密生していて銀白色に見えます。
青空のもとでは葉が輝いて見え、風が吹くと裏と表がキラリキラリ輝き揺れ、美しいです。ベンチに座り、上を見上げると、キラリキラリ。

昔から、オリーブといえば、ノアの箱船とオリーブの木の伝説により、平和の象徴。国連のマークにも使われています。