茅ヶ崎公園の南側には子供用プールがあります。夏休みの終わったプールはひっそり閑としています。
プールのすぐ横を見上げると、金属の大きなモニュメントがあります。
どうやらこのモニュメントは、西野康造さんという彫刻家によって造られた作品のようです。
彫刻って石や木を彫るだけではないんですね?
こうしてチタンやステンレスなどを形どるのも彫刻なんですね?
第6回AACA賞特別賞を受賞した作品だそうです。
風を受けてモビールのようにゆっくりバランスを取りながら形を変えていきます。
太陽、青い空、時には雨雲、夕焼け、雪・・・そんな様々な空模様や、季節の風景と戯れるかのように、形を変えます。
子供のプールの際に設置されていますから、子供たちの夢や希望に相応しい「空をゆく」というタイトルのモニュメントが設置されたのだと思います。
はるか昔から、羽根を持たない私たちは、誰もが空への憧れを抱き続けてきました。
飛ぶことすなわち自由・・・人類にとって「根源的」とさえいえる夢です。
そして子供たちが空への夢や希望を持つことは尊いことです。
青い空のもと、宇宙を感じるような「線と弧」は、子供たちに夢を与えるに違いありません。
金属質のモニュメントなので、今日のようなお天気が良い日には、陽ざしに反射し、きらりと光ります。向きを変えるごとにキラリキラリと・・・。
光の反射がとても美しいです。
↓ モニュメントの影も楽しめます。
タイトルのように、何事にも怯むことなく悠々と空を行く鳥のようでもあり、グライダーのようでもあり、ブーメランのようでもあり。