徳生公園にて カルガモのお母さん、頑張って!子ガモが自立できるまで。

鴨の抱卵

5~6月位になると、そろそろカルガモの赤ちゃんが見れるかしら…とそわそわします。今年もその季節がやってきました。

カモは巣を水辺の草むらなどに作り、その中で産卵するようです。徳生公園には池の中の島みたいな所があって、草木が茂っているのでそこをお家にしているようです。
一度に産卵する数はおよそ10~12個程度とききます。
メスのカルガモが1カ月近く抱卵を行い生まれるらしいです。

天敵

さて、野鳥には天敵が多く存在しますから、池の中の離れ小島で子育てしてもいつ、カラスなどが狙うかもしれませんから危険がいっぱいです。
時折大きな鳥もいますしね。

私も鴨の赤ちゃんが見たくてこの時期公園に通ってしまいますが、子ガモの数が減っていくと悲しくなってしまいます。。自然の摂理ですが辛いです。

鴨の子育てと自立

でも、母親であるカルガモは、子であるヒナを外敵から守るため、常に子供を守っているのが感じられます。
泳いでいる時も先頭に母親カモ…そして時折振り返ります。
聞いたことがあるのですが、母親カモの後ろを泳ぐと水の抵抗力が抑えられ、泳ぎやすいそうです。


カルガモは冬には自立しなければならないですから、そのために自分でエサが獲れるようにならなくてはいけない。
子育てのゴールまでの時間は限られています。
親ガモはできるだけ手助けしないよう、見守る姿勢が感じられます。
子ガモたちに自然で生きる厳しさを教えているのかもしれませんね。
それにしても子ガモは可愛いですね。
羽毛がふわふわでヨチヨチ歩く姿に、思わず笑顔になります。

良い環境

カルガモは、カモとしては珍しい1年を通して日本にとどまる「留鳥」です。

徳生公園や山崎公園、せせらぎ公園などにいるカルガモは赤ちゃんが産まれても公園の中で移動をする様子は見ますが、公園外にお引越しする様子は見ません。私個人的な感じですがそんな気がします。
良い環境なのかもしれないと思います。

 

鴨の子の刷り込み(インプリンティング)は生存するための知恵

せせらぎ公園

せせらぎ公園で鴨の親子を見ました。

もうちょっと大きくなった子鴨ですが、まだ親鴨のそばに寄り添い泳いでいます。

親子のカルガモの姿は何度見ても可愛らしく微笑ましい。
写真右上が親ガモです。子ガモはふわふわの羽毛です。

カモの子育て

この頃、母親の育児放棄で幼い子供が亡くなったりするニュースを見ますが、こんな鴨の親子の姿から学んでほしいと思います。

鴨は、ツバメがするように、巣で待つヒナに親がせっせと餌を運ぶような育て方をしないんだそうです。
親ガモは、子ガモが生まれてすぐに、自力で泳ぎ、餌を獲ることを教えます。
カモの子育ては、まず自立させるわけですね。

そして外敵の攻撃などの危険が迫ると自分が犠牲になってでもに子ガモを守ろうとします。

このような鴨の親子を見ていると親子の絆について考えさせられます。

刷り込み(インプリンティング)

刷り込み(すりこみ、imprinting)とは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種。 刻印づけ、あるいは英語読みそのままインプリンティングとも呼ばれる。Wikipediaより

8羽の子ガモちゃん、可愛いです!

インプリンティングは鳥、カモなどのヒナが、卵から孵化して最初に見た「動くもの」を親と認識してしまうものです。
つまり実際は、生まれた直後は親の顔を知らない子鴨は、生まれた直後に見たものが絶対的な存在になってしまう
疑いもなく頼ってついていく様子はとってもいじらしくほほえましい。
つまりこれは、実際の親子かどうかとは別として、生存するための知恵なんだと思います。

「みにくいアヒルの子」と「グース」

「みにくいアヒルの子」が典型的な例でしょうか?
ご存知のとおり、アヒルの子として育った白鳥の子のお話。

あっ!それから昔見た映画「グース」
小さな雛グースたちが主人公の少女を親だと認識し、少女のあとをヨチヨチついていく光景を思い出します。
なんとか彼らが越冬地までとべるようにと少女は飛ぶことも教え込むお話。

 

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