センター北駅前の晩秋 イチョウは恐竜時代から姿を変えない生きた化石

センター北駅前の晩秋 イチョウは恐竜時代から姿を変えない強い樹

思わずシャッターを

センター北の駅前のイチョウの紅葉が見ごろを迎えています。
今年は気候の関係で紅葉が美しいと聞きました。

紅葉狩りに行きたいところでしたが、駅前を歩いていて、街中にいることを忘れさせてくれるほどの美しさに思わずシャッターを押しました。
周りにも数人写真を撮る人をみました。

空高くそびえ立つイチョウの木々が、駅前に並び、見上げれば黄金色の葉が太陽の光に輝き、まるで絵画のような世界が広がります。観覧車との対比も美しい!
街中の喧騒を忘れ、まさにオアシス。

小さな子が落ち葉遊び

保育園のお散歩でしょう?
小さな子供たちがイチョウの落ち葉で遊んでいます。
小さな手でイチョウの落ち葉を集めては、空に向かって放っています。
楽しそうな笑い声が響きます。

黄金色の絨毯

イチョウは、春から夏には青々と茂り、秋には黄金色に輝き、冬に近づく今の季節は、葉を落として黄金色の絨毯が敷き詰められます。

歩くとカサコソ音を立てます。

 

それは、イチョウが長寿で生命力にあふれ、雄大で美しい樹木であることから、

また、イチョウは公害や火災にも強いという特性があり、並木道として植えるのに適していたという側面もあります。

生きた化石

イチョウは「生きた化石」と呼ばれ、恐竜時代からほとんど姿を変えずに生き延びてきた特別な植物です。
長い期間を経て多くの植物が絶滅してきた中、イチョウだけが生き残って、その姿形をほとんど変わらず現代にいたっているそうです。
つまり、どんな環境にも負けず強い樹なのでしょうね?

 

都筑区のお部屋探しはアベイルへ

イチョウの紅葉と「いてふの実」イチョウの実の成長と旅立ちの物語

勝田町のイチョウ並木

都筑区勝田町付近のイチョウ並木も今年は例年よりも遅い気がしますが、大分紅葉してきました

 

 
毎年、ここのイチョウの紅葉を楽しみにしています。

道路にも落ち葉による黄金色のじゅうたんで覆われ、一面黄金色のメルヘンの世界に迷い込んだようになります。

いてふ(イチョウ)の実

宮澤賢治の「いてふ(イチョウ)の実」という童話を知ってますか?

 

簡単にいえば「秋になると銀杏(ギンナン)が落ちる」っていう話なんですが(笑)

それはそれは心打たれます。

イチョウの木(お母さん)が見守るなか、

ぎんなん(子供)たちの旅立つ日(落ちる日)の話です。

 銀杏(子供たち)は旅立ちの前、期待に胸ふくらませたり、不安になったり無邪気な会話を交わします。
一方、イチョウの木(母)は、子を旅立たせる悲しみのあまり、全ての葉を落としてしまいます…。

「子供らはみんな一度に雨のやうに枝から飛び下りました

お日様は燃える宝石のやうに東の空にかかり、

あらんかぎりのかゞやきを

悲しむ母親の木と旅に出た子供らとに

投げておやりなさいました。」という言葉で終わります。

これは母と子の別れの話であるけど、
次の世代を
生み出すための大自然の摂理でもあります。
生きとし生けるものの喜びやきらめきです。
子供たちの無邪気な会話は楽しく
母親のつらさ、悲しさの表現も美しい。
やっぱり、宮澤賢治さんはすごい人なんだね。。