勝田町の街路樹、イチョウの落ち葉は路面を黄色に染めるほど・・

 

今朝は雨。

勝田町の街路樹、イチョウの木々は、雨に打たれ、落ち葉は路面を黄色に染めるほどです。
思わず、車を止めてシャッターを切りました。
自然はこんなにも豊かで、四季は規則正しく巡り巡っています。
自然のように豊かでありたいと思います
季節が巡るごとに、私たちは自然の摂理のもとで生かされているのが、実感し、
それと同時に、私たち人間の人生も四季と重ね合わせてしまうのは、私だけでしょうか?
 

冬の寒さの中で、新たな芽が地面に頭を覗かせて、春を待ちわびています。

春がやってくると、一斉に新緑の薄緑の葉をつけ、やがて緑深い夏を迎えます。
秋になると枝もたわわに果実は実り、木々の葉はまぶしいような紅葉を迎える。
ためらうことなく、季節は、繰り返し巡ります。

 

 

イチョウの紅葉と「いてふの実」

都筑区勝田町付近のイチョウ並木も今年は例年よりも遅い気がしますが、大分紅葉してきました

 

 
毎年、ここのイチョウの紅葉を楽しみにしています。

道路にも落ち葉による黄金色のじゅうたんで覆われ、一面黄金色のメルヘンの世界に迷い込んだようになります。

宮澤賢治の「いてふ(イチョウ)の実」という童話を知ってますか?

 

簡単にいえば「秋になると銀杏(ギンナン)が落ちる」っていう話なんですが(笑)

それはそれは心打たれます。

イチョウの木(お母さん)が見守るなか、

ぎんなん(子供)たちの旅立つ日(落ちる日)の話です。

 銀杏(子供たち)は旅立ちの前、期待に胸ふくらませたり、不安になったり無邪気な会話を交わします。
一方、イチョウの木(母)は、子を旅立たせる悲しみのあまり、全ての葉を落としてしまい
「子供らはみんな一度に雨のやうに枝から飛び下りました

お日様は燃える宝石のやうに東の空にかかり、

あらんかぎりのかゞやきを

悲しむ母親の木と旅に出た子供らとに

投げておやりなさいました。」という言葉で終わります。

これは母と子の別れの話であるけど、
次の世代を
生み出すための大自然の摂理でもあります。
生きとし生けるものの喜びやきらめきです。
子供たちの無邪気な会話は楽しく
母親のつらさ、悲しさの表現も美しい。
やっぱり、宮澤賢治さんはすごい人なんだね。。