大棚・中川杉山神社「例大祭」のひょっとこ踊り・誰もがクスっと笑いたくなる

ひょっとこ踊り

大棚・中川 杉山神社

大棚・中川 杉山神社は港北ニュータウンの中心部センター北駅の西側に鎮座しています。
1994年に現在の中川6丁目1番地に建立されたそうです。しかし、歴史が浅いというわけではなく、「杉山神社」は平安時代から続く神社です。

関東地方には杉山神社は多く存在しますが、この中川7丁目の杉山神社は(Wikipediaによると)「有力論社の一つ。大棚杉山神社とも。」と書かれています。

大棚・中川杉山神社「例大祭」

例大祭

毎年10月に開催される「例大祭」は杉山神社で最も大きな行事となります。
今日10月13日朝、センター北から区役所通りに向かうと、笛太鼓の音が聞こえてきて、引き寄せられるように、この杉山神社の階段を上りました。

大棚・中川杉山神社「例大祭」

大棚・中川杉山神社「例大祭」

大棚・中川杉山神社「例大祭」

ひょっとこ踊り

境内に入ると、獅子を背にした「ひょっとこ踊り」が行われていました。

笛太鼓の音と共に、ひょうきんなしぐさで見ている者全てを笑顔にしてしまいます。古くから商売繁盛、豊作を願って踊られてきました。
口をすぼめて、曲げた、ひょっとこの独特のお面、日本古来のおどけたキャラクターです。

大棚・中川杉山神社「例大祭」

 

鬼滅の刃でも

最近の人気アニメ「鬼滅の刃」の刀鍛冶の里の住人がひょっとこのお面をしています。
なぜかというと、この住人たちはかまどの火を竹筒で吹いて守る役目を持っていたことから、「火男」と呼ばれていて、ひおとこ=ひょっとこのお面の由来と考えられています。

大棚・中川杉山神社「例大祭」

獅子舞に早変わり

ちなみに、右手を出すときには、右足を出すのが、基本のようです。

ここ都筑区では、よく見るのですが、「ひょっとこ」は「獅子」を背中に背負っていて、ひょっとこ踊りから、獅子舞に早変わりします!

大棚・中川杉山神社「例大祭」
ひょっとこの時とは様変わり、鬣を振り乱し激しく踊ります。
大棚・中川杉山神社「例大祭」

神聖な物

杉山神社の「例大祭」のひょっとこ踊りをご紹介しました。
「ひょっとこ」はひょうきんなお面で、誰もがクスっと笑いたくなりますね。
縁起物でもあり、こうした古くから祭礼や田楽で演じられることもある神聖なものです。
伝統と文化を象徴する日本の伝統芸能や文化に深く根付いており、その特異な存在感とユーモアの要素が日本人の心に深く染みます。
大棚・中川杉山神社「例大祭」

伝統芸能の継承者

近くで子供のひょっとこが踊っていました。
小・中学生くらいでしょうか?
キレキレのひょっとこ踊りです。
こうした伝統芸能に関心を持つ継承者がいると思うと、うれしくなってきますね?