「折田不動公園」の長いすべり台 子供たちの遊ぶ環境は豊かであってほしい

すべり台

公園の三種の神器

町中にある小さな公園に行くと、遊具で元気に遊ぶ子供たちの姿を見ることができます。
昔から公園にある遊具といえば、なぜか「ブランコ」「すべり台」「砂場」が定番でした。
その理由は、昭和31年(1956年)に制定された「都市公園法」にあると聞きます。これは「都市公園の設置と管理に関する基準などを定めて、都市公園の健全な発達をはかり、公共の福祉の増進に資すことを目的とする」法律です。
その中で公園に「ブランコ」「砂場」「すべり台」の設置が義務付けられていました。
そのため、「ブランコ」「砂場」「すべり台」が「公園の三種の神器」となりました。
今はこの規制は廃止されましたが、公園の定番遊具はこの三種の神器というわけです。

滑り台の始まり

現在のような遊具が日本に入ってきたのは、幕末から明治初期にかけてのことだそうです。
滑り台の歴史にはついては未だに不明瞭のようです。

海外での滑り台の始まりは、1922年にイギリスのウィックスティードパークに設置された滑り台が有力だと聞きます。
これ、すごいです。見てください  非常に興味深いです!

世界初の子供用滑り台 – BBC Newsround

これが世界初の滑り台ではないか有力視されています。

違う目的の滑り台

もっと昔、遊具ではなく、何かものを運ぶための道具としてこの形をしたものが存在していたかもしれないとも思います。今でも非難用具として使われていますし、物流、運搬用具としても使われます。

折田不動公園のすべり台

都筑区の西端の方荏田南4丁目に、「折田不動公園」があります。
この公園の「一番人気」は土地の斜面を活かした長い赤い滑り台。   

角度は30度くらいかな?
途中で一回スピードを緩めるための勾配の工夫がしてあります

北側の入り口に入ると、この赤い長い滑り台がまず目に入ります。
夏休みも終わり、子供たちは学校、幼稚園公園はひっそりしています。
子供たちはきっと、長い階段を何度も登っては、この滑り台を飽きることなく、滑りたくなるのでしょうね。
上からみると結構スリルを楽しめそう
大人も楽しめそう
親子ですべりたくなっちゃうね!

遊具の事故と定期点検

遊具で遊ぶルールも書かれています。
公園で起きる遊具の事故は、「すべり台」がもっとも多く、次いで「ブランコ」、「鉄棒」、「ジャングルジム」だそうです。
事故が多発すると、遊具の撤去という手段に向かうこともあります。
遊具は、長い間子ども達が遊んできて、雨風などにさらされて、経年劣化をしている場合もあります。専門業者によって行われる定期点検が重要ですね。

遊ぶ環境は豊かであってほしい

遊具が減少すると、遊具により様々な運動能力が得られる機会が減り、子どもたちの遊ぶ環境に大きく影響してしまいます。
ただ危険だから撤去するというのではなく、いかに安全を保つか工夫しつつ、遊具を残して行くことの必要性を感じます。
子供たちの遊ぶ環境は豊かであってほしい!と思うのです。


「折田不動公園」は梅の名所としても親しまれ、小高い丘を生かした公園です。
南側は小山で、斜面に芝生が広がっています。

梅の時期にまたご紹介します。
滑り台など公園遊具は子どもたちに夢を与え、大人も自分の子供時代への郷愁に誘われますね。
遊びながら、子どもたちが仲良しになり、親子が会話をはずませます。
こんな素敵な水飲み場もあります!