立てばシャクヤク
百夜伝説
やはり小野小町は、才女でもあり、相当な美女だったのでしょう。
花の色は 移りにけりないたづらに 我が身世にふる ながめせしまに
小野小町
横浜市都筑区の魅力をご紹介するブログです。
やはり小野小町は、才女でもあり、相当な美女だったのでしょう。
花の色は 移りにけりないたづらに 我が身世にふる ながめせしまに
小野小町
横浜市都筑区の港北ニュータウンの魅力の一つ、自慢したい一つは「グリーンマトリックス」「森林と水辺、歴史的な遺産を緑道で結ぶ都市計画」です。
港北ニュータウンをほぼ1周するように。くさぶえのみち、ふじやとのみち、せきれいのみち、ささぶねのみち・・と総延長14Km続きます。
こんな案内も所々にあり、道には迷うことがありません。
ランニングやウォーキングしている人も多く、頻繁に行き交います。
くさぶえのみちは中川駅付近から牛久保公園を経由して徳生公園までを結ぶ緑道、ふじやとのみちは徳生公園から東山田駅方向へ続く緑道です。
ウォーキングから、徐々にランニングを始めてから6~7年経ちました。
大分走れるようになりましたよ。
今日はゴールデンウィークなんで頑張ってみようかと。
くさぶえのみち、ふじやとのみちを往復してみました。
往復で8-9Kmかな?
中川をスタートして250mごとに標識があります。↓
ゴールにもちゃんと標識が。。。
くさぶえのみちは中川駅付近から牛久保公園を経由して徳生公園までを結ぶ緑道、ふじやとのみちは徳生公園から東山田駅方向へ続く緑道です。
この季節には走りながら、足もとの小さな花、咲き誇る花々も楽しめます。
途中山崎公園、牛久保西公園、牛久保公園、徳生公園、神無公園、山田富士公園脇を経由していきます。
途中には池や小さな川、広場があり、とっても気持ちの良い道のりです。
これは山崎公園の池、釣り解禁の池です。
静かな時間が流れる風景を感じながら走ります。走るといっても私のはスロージョギング。みんなに追い抜かされながら走ります。
木漏れ日の中を走る楽しさ!
今年は桜も早かったけれど、さつきやつつじも早いですね?
今、まさに真っ盛りといった感じの見事なつつじに思わずシャッターを切りました。
ここ、テュフ・ラインランド(TÜV Rheinland)。。。都筑区北山田に位置する「車などの検査機関」を業とするドイツの企業です。
ドイツでもつつじの栽培が盛んなようです。
都筑区はドイツの企業が7社(ボッシュなど)あり、それでドイツ人がとても多いです。
仲町台には東京横浜独逸学園もあります。
毎年12月、センター北駅前広場では「ドイツクリスマスマーケット」が開催されます。
話がそれましたが、そんなわけで?つつじが満開!
テュフ・ラインランド社のつつじ |
テュフ・ラインランド社のつつじ |
つつじはいつもゴールデンウィークのころに咲きます
なんで、私のイメージはゴールデンウィークの花(笑)
ゴールデンウィークに出かけた思い出の写真にはよく傍らにつつじやさつきが写っています。
テュフ・ラインランド社のつつじ |
テュフ・ラインランド社のつつじ |
テュフ・ラインランド社のつつじ |
街路樹にもつつじは多く使われます。
(ちなみに背景にある顔のイラストの構造物は、ベルリンの壁)こちらも見てね→都筑区に存在するベルリンの壁「平和」について考えなくてはならない | アベイルの都筑区お散歩ブログ (avail-blog.com)
排気ガスをかぶっても満開のつつじを見るといつも「つつじは強い花なんだなぁ」と「つつじの生命力」を感じます。
テュフ・ラインランド社のつつじ |
雨上がりなんでさらに白が冴えています。
テュフ・ラインランド社のつつじ |
センター北、大塚・歳勝土遺跡公園の一角にある都筑民家園をよく訪ねます。
江戸時代の建物の復元した古民家を眺める楽しさはもちろん、その庭には、季節折々の花が咲くので、お庭をぐるっとめぐるのが好きです。
お庭の隅に、ミツマタの花が咲きました。
ミツマタは、樹皮は紙幣の材料に使うことで知られています。
しなやかで、光沢ある良い和紙が作れるのだそうです。
ミツマタの英名は「Oriental Paperbush」です。 「東洋の」「紙の低木」を表し、 紙の原料として利用されてきたことが由来 です。
何度折り曲げても破れないですよね。お札って。
お札を服のポケットに入れ洗濯機を回してしまったこと、ありませんか?
お札は洗ってもなんとか無事で、干してまた使えます。ミツマタすごいね。
幹に注目してしまいがちですが、お花も楚々として趣があり、民家園にふさわしい植物です。
春、新しい葉を芽吹かせる前に、お花が咲きます。
「もうすぐ春だよ」と教えてくれているようなミツマタが好きです。
そしてこの花は、空に向かって咲かずに、うつむくように下を向いて咲きます。
考えてみれは、空に向かって咲く花、太陽に向かって咲く花もあれば、下を向いて咲く花もあります。
うつむくように咲く花は、何だか、恥ずかしがり屋さんのようで、愛おし思えるのは、私だけでしょうか?
ほのかに優しい香りがします。
黄色いラッパのような小さな花が集まって丸くなっています。
地面に向かって、「春だよ」とラッパを吹いているようです。
センター北駅近くの商業ビル、YOTSUBAKO(ヨツバコ)の敷地内に、ハーブのお庭があることは前にも書きました。
ヨツバコのガーデンのヒース |
そのお庭に、ヒースの花が咲いています。
ヨツバコのガーデンのヒース |
ヒースといえば、思春期の頃、夢中になって読んだブロンテ姉妹の小説「嵐が丘」「ジェーンエア」を想い出します。
舞台は英国ヨークシャー、小説を読みながら思い描くのは、果てしなく続く荒野に吹きすさぶ強い風、風になびくヒース、激しい恋と憎しみ。
ヒースを見たこともなかったので、少女だった私には、「嵐が丘」「ジェーンエア」のイメージと重なり合い、記憶に残っています。
ブロンテ姉妹の、逆流にも流されずに、強く生きる女性に、小説を重ね合わせ、あこがれた少女時代を想い出しました。
ヨツバコのガーデンのヒース |
ヨツバコのガーデンに咲いたヒースの花!
紫がかった薄桃色の花。
小さな花ですが密集して咲くので、付近がピンク色に染まって見えます。
ヨツバコのガーデンのヒース |
エリカとも言いますね?
ヒースは、荒野や砂丘、寒冷地などの他の植物は育たない環境でも育つそうです。まさに、小説「嵐が丘」の象徴みたいに・・・。
少女時代、小説の中の「荒野を唯一赤紫色に染めるヒースの花」を想像しました。
花言葉は「寂しさ」「孤独」「裏切り」・・・まさにブロンテ姉妹の小説のなかにある花です。
ヨツバコのガーデンのヒース |
家の前にスイセンが咲いています。
25年前に他界した母が植えて、ほったらかしなのに、毎年咲きます。
時折、摘んでは仏壇に供えます。「今年も咲いたよ」
庭のスイセン |
本当にスイセンは、透明感のある美しさ。
いつも半ばうつむくように、面を下に向けて咲きます。
そこが、楚々とした印象を受けます。
しかし!半ばうつむき咲くにはこんな逸話が・・・!
庭のスイセン |
学名は「ナルシサス」narcissus
ギリシャ神話にあるお話・・・・美少年「ナルキックス」が超モテ男であまりに女性を翻弄するので、女神に呪いをかけられてしまいます。
その呪いは自分に恋をしてしまう呪い。。おお怖い!
ナルキックスは水面に映った自分に恋し、そこを離れることができなくなり、死んでしまう。
そのあとにナルキックスのようなスイセンの花が咲いたとさ。
スイセンがうつむくように咲くのは、水面の自分の姿をみとれていたから。。。
ナルシストという言葉の由来はここから・・・。
庭のスイセン |
2月は寒さも厳しさを極める今日この頃。。。
この厳しい寒さの中、冷たい空気の中で、梅の蕾がほころぶ様子は、春の兆しが感じられうれしいものです。
都筑民家園の紅梅 |
都筑民家園の紅梅、白梅の花が咲きました!
毎年見に来てしまいます。
都筑民家園の白梅 |
きれいですね。「ほころぶ」という表現が似合う花
都筑民家園の紅梅 |
梅は咲いたか、桜はまだかいな♪
江戸時代に流行した端唄(短い歌謡)の冒頭です
江戸っ子の粋な、俗曲、ポピュラーソングのようなもの。。
都筑民家園の白梅 |
これはお座敷小唄みたいなもので、
女の人をお花に例えているんですよね?
梅も桜も、色っぽい綺麗な姐さんっていうわけ。
都筑民家園の紅梅 |
このあとにさらに説明もはばかる言葉が続きますが、まあいいですよね?
これは囃子歌。このリズムだけで十分楽しくなります。
江戸の人たちは遊びが上手。
言葉の遊びも、粋でいなせなものです!
「梅は咲いたか~♪♪、桜はまだかいな~♪♪」と口ずさみながら、都筑民家園をあとにしました。
管理している工場では、のら猫に餌をあげるためか、居心地よさげで、何匹かの野良猫が生活しています。
何だか目をひく三毛猫が置物のようにじっとこっちを見ています。
三毛猫って、毛の色や柄の違いによってバリエーション豊富、いろいろで楽しいです。
この子の体は黒とオレンジと白。
オレンジの部分には濃淡の縞があります。鼻は黒。ひげ袋は白。
これも、メスなんでしょうね?
オスの三毛猫は3万分の1って言われますよね?
まさに「オス三毛猫」は奇跡のような存在なんですね?
縁起物に「招き猫」がありますが、基本的には三毛猫が多いです。
この頃は金色猫なんて言うのもありますが。
オス三毛猫の希少性から福を呼ぶということで招き猫に使われるようになったようです。
センター南駅1階通路にはステーションピアノがある。
名前はセン南ピアノ。(Sennan Piano)
2020年2月に設置されたそうで、その後コロナ禍で使用できない期間もあったけれど、今は自由に弾ける。。
10時から19時まで演奏可能です。両サイドにはSennan Pianoのロゴが刻まれています。美しい木目調の、優美な曲線の猫脚のピアノだ。
残念なことに私はピアノが弾けない。。。
もしもピアノが弾けたなら♪
思いのすべてを歌にして♪
きみに伝えることだろう♪
そんな歌があったっけ。。。。
ストリートピアノの発祥は20年程前(2003年)からイギリスが始まりと言われているようで、徐々に広まり、日本に置いては10数年程前(2011年)鹿児島駅前商店街に置かれたが始まり。世界60以上の都市に2000台近くのピアノが設置されているだろうと言われている。
ステーションピアノ、ストリートピアノ、空港ピアノ、街角ピアノなど、公共の場に設置され、誰でも自由に弾くことが出来る。
都庁にもあると聞く。その名は「都庁おもいでピアノ」
前衛芸術家 草間彌生さんがピアノ装飾したそう。。
ピアノの音色を通じて地域の人のコミュニティが生まれるといった意図を込めて設置されている。
個人的には、ステーションピアノというと、映画「パリに見いだされたピアニスト」を思い出す。
警察に追われる不良青年が、ストリートピアノを弾いているところを、ある人が彼の才能を見いだし、ピアニストに育てようとする物語を描くフランスの映画。
雑踏の中、人々はピアノの音色に耳を傾けることなく行き交うが、一人呆然と立ち尽くし耳を傾ける国立音楽学院のディレクター。
世の中には、才能が有りながらも、ピアノを続けられなかったり、何らかの理由で断念したり、自身の才能に気づいてなかったりする人はいるだろう。
楽器のみならず、どのような世界にも埋もれた天才が存在するかもしれない。
セン南ピアノ、時折こんな光景も目にします。