正覚寺の紫陽花に想うこと 花菖蒲に想うこと

都筑区茅ヶ崎東にある天台宗の寺院、正覚寺は花の寺としても有名です。

四季折々の花が楽しめますが、今、紫陽花と花菖蒲が見頃を迎えています。

 

紫陽花は紫、白、水色、桃色。

中には同じ株から、水色や白の花が咲いていたりします。

土壌のPHと成長過程によって、花の色が変化していくのですね?

この七変化のお陰で、花言葉も「移り気」になっていたりして・・・ちょっと可愛そう。

私には、どんな土壌にも、自身を変化させながら、美しく咲き誇る素敵な花に思えます。

環境に逆らわずに、身をおいて、自身を適応していく。。。素敵な花。

それに小さなお花が寄り添うように咲く紫陽花は、なんだか花言葉を「仲良し」にしてあげたいなと思います。

 

泉鏡花の歌を思い出しながら歩きます。。。

「我が恋は 人とる沼の 花菖蒲」

があります。

 

綺麗な歌ですが、激しいものを感じます。

人とる沼、泥沼の恋。なさぬ恋だったのでしょう。

今も昔も色々恋は大変、命がけです。笑

北山田富士公園裏手の「十二柱稲荷神社」

横浜市都筑区の北部に位置する北山田富士公園、その裏手に目立つことなくひっそり鎮座する十二柱稲荷神社。

十二柱は「じゅうにばしら」ではなく「とうふたはしら」

柱というのは神様の数え方、一人二人ではなく、一柱二柱なんだそうです。

例えば「神柱が立つ」という言葉がありますね? 天の声のような意味。

こちらの稲荷様には十二柱が祀られているんですね?

都筑区は古く稲作が盛んで、それで富士信仰もあり、今でもいくつかの富士塚が残っています。

稲荷神社は、そもそも、五穀、食物の神様のようです。

向かい合う狐の像があります。向かって左の狐がくわえているのは、巻物でしょうか?

巻物は「知恵」の象徴のようです。

右の狐は玉をくわえているように見受けます。

玉は穀霊を象徴するようです。

なかなか凛々しいお顔の狐さんです。

多くの方が思い違いしていそうなことは、狐は稲荷の神様というわけではなく、稲荷の神様のお使い・・「神使」であるということ。

狐は、この「神使」とイメージと裏腹に、不思議な力をもった動物のイメージもあります。

「狐の嫁入り」「狐火」「狐に化かされる」なんていうのも。

全国、地方には狐にまつわる数々の言い伝え伝説なども多いようです。

怖い+不思議な存在です。

正覚寺の紫陽花は真っ盛り

今日は朝から雨。。

しとしと降る雨が大好き。

「しとしと」音は心を静かにしてくれますし、余計な音も吸収してくれるような気がします。

6月生まれですし、雨は葉っぱも屋根も、、、何もかも洗い流してくれそうで好き。

ただ一つ、私のやっとの思いで毎日ドライヤーで伸ばしてくるくせ毛がその甲斐なく、クリクリ、モヤモヤになる点を除けば。。。笑

通勤途中に正覚寺さんに寄りました。雨の紫陽花が見たくて。

お寺に紫陽花って合いますね。

正覚寺さんは花の寺としても有名で、6月は菖蒲と紫陽花が真っ盛り。 見頃の時期です。

お寺の境内の左奥の山肌を埋め尽くすような紫陽花は圧巻です。

ほ~ら、紫陽花には雨がよく似合う。。。

 

ことに白い紫陽花が清楚で好きです。

 

正覚寺の源平桜?源平梅?源平桃?はてな?

正覚寺さんに行きました。
我が家のお花があるわけではないけれど、時々、お花を見に行きます。
このお寺、花の寺なんです。
桜が見事に咲いています。雨に濡れて・・・そんな桜も美しいですね。
水仙も可愛い。。。
ふと本堂の方に戻ると・・・???
これは、時期的には桜でしょうか?
花の付き方が桜ではないのかな?


それとも、梅?桃?見た感じは梅に思えるのですが、

一本の木の同じ枝から、白や、紅色の花が咲いて、まさしく紅白。おめでたい。

このように紅白で咲き分けるのを源平桜とか源平桃、源平梅と呼ぶようです。


の昔、源氏は白旗、平家は赤旗で戦ったのだそうです。

今の、紅白に分かれて競う運動会は、源平合戦に由来しているんですね。

 

紅白桜とか呼ばないところが、日本語のすばらしさですね。

「源平咲き」は今年は紅白どちらが優勢かななんて言いながら見るのも風流です。
ところでこれは梅?桃?桜?
花びらが二つに割れていないから梅?梅にしては遅い????
どなたか教えてください。
 お願いします!

 

 

センター北、杉山神社のおみくじはよく当たる?

横浜市営地下鉄のセンター北駅近くに、「杉山神社」があります。

日本武命(ヤマトタケル)が祭られています。

港北ニュータウン土地区画整理事業によって何度か、遷座しましたが、古い神社です。
駅からは区役所通りからの階段で行くのが早いのですが、こちらが、本来の表口。

 

鳥居の左右に狛犬が鎮座している社頭です。

玉を持った玉取狛犬です。

口を開く「阿」が雄といいますね。

「阿」は万物の根源を意味するようです。

子犬を持った子取狛犬。

子獅子を前足で守るような仕草です。
口を閉じる「吽」が雌

「吽」は一切が帰着する智徳を意味します。

鳥居をくぐって、右手に手水舎があります。立派な龍の水口です。
手を洗い、口をすすいでから、お参りするとしましょう! こちらが本殿。
本殿の付近には、おみくじがたくさん結ばれています。

絵馬もたくさん。

この杉山神社のおみくじが、よく当たると評判を、お部屋探しのお客様に聞いたことがあります。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」といいますけどね。

 

元旦は、とても多くの参拝者の列が、鳥居の外にまで並びますが、松の内も過ぎ、朝ですので、神社には人の気配もありません。
冷たく澄んだ空気の中、 静かな神社でお参りをすると、身体が浄化された気がしますね。

今年が佳き年でありますように!

今年もよろしく願いいたします。

心行寺の水琴窟 耳を傾けてください♪

今日は都筑区の心行寺に来ています。

実はわが家のお墓はここにあり、お墓参りに。
このお寺は秋のもみじがとてもきれいです。
このお寺には、水琴窟があります。
ご存知でしょうか?
水琴窟は、手水鉢の近くの地中に「甕(かめ)」を埋め、水滴音を共鳴させてその音を楽しむ、日本庭園文化の一つです。
こんな感じです。(wikipediaから抜粋)

手水鉢には、もみじが浮かび、なんてきれいなんでしょう!

400年前からあるようで、「音遊び」として楽しまれてきたようです。
綺麗な音がします。美味く動画が撮れませんでしたがUPします。
手を清めた際に、清浄な音が響く。
水滴がつくりだす、1~2秒のかすかな音、「余韻の美学」 ですね。
日本の文化は、こういった見えないところに、存在する奥ゆかしさ、派手ではなく楚々とした小さな音色、心を清められるような美しさを感じます。
心で聞きましょう。

 

正覚寺のシロヤマブキの黒い実

都筑区正覚寺の庭の黒い実。
まるでおせち料理の黒豆のように、ツヤツヤで4個セットでついています。
これはシロヤマブキの実。
花はその名の通り、白いようです。
真冬になって葉が散ってもこの実は落葉後も落ちずに残っています。
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「七重八重花は咲けども山吹の 実の(蓑)一つだになきぞ悲しき」

 

室町時代の川越領主、太田道灌が鷹狩りに行ったときのこと、にわか雨に降られてしまいます。
近くのみすぼらしい農家に立ち寄り、出てきた少女に蓑を貸して貰えないか、と頼むと、少女は黙って、一枝の山吹の花を差し出したといいます。
山吹の花にちなんだ、この古歌を知らず、少女のこの行動が理解できませんでした。
その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたことを知った道灌は、素養のなさを恥じ、のちに大いに学問にも励み、立派な名将になったのだそうです。
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このお話のように、ヤマブキには実が出来ないのですね。
だけど、シロヤマブキには黒い実が沢山出来ます。
4つの黒い実がついているということは、花は4弁ということなんですね。

正覚寺夏みかんの想い出

都筑区の正覚寺、私は檀家ではないのだけれど、ついつい足が向いて、お散歩してしまう素敵なお寺です。

正覚寺は花の寺ですが、今の時期は花はあまりまりません。
夏みかんがなっています。
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黄色く色付いて思わずひとつもぎ取りたい気分になったが、ダメダメ。。

今の季節の夏みかんは酸味が強すぎて食べられないそうです。
冬になっているのにどうして夏みかん??って思うよね。
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収穫してから、しばらく貯蔵して酸っぱ味を抜くか、又は夏まで刈り取らずに完熟させる事で美味しくなり、初夏の時期に美味しく食べられるミカンと言う事で夏みかんと呼ばれるんだそうです。
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夏みかんを見ると懐かしい思い出が蘇ります。
静岡の叔母の家には、夏みかんの木があった。
庭に出ては夏みかんをもぎ取って、エプロンの端をもって、ゴロゴロ中に包むように入れて来る。
ニコニコ顔で「さあ!召し上がれ」と私に差し出してくれた想い出。

 

せっせと剥くのを手伝ってくれた叔母、今は亡き叔母をその甘酸っぱさと一緒に想いだします。

いずれが椿?サザンカ?

椿と山茶花の見分けは難しい。
ここは、花の美しい寺、正覚寺。
この頃、やっと見分けられるようになりました。
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① 散り方 椿は花ごと散る  山茶花は花びらがバラバラに散る
② 開花  椿は冬から春に開花  山茶花は秋から冬に開花
③ おしべ 椿は雄しべや花弁の下部が合生して筒になっている。
山茶花は雄しべや花弁の下部が軽く合生しているだけ。
④ 葉   山茶花は小形で,褐色の繊毛が密生している。
椿は 大き目で無毛

ちなみにこれは山茶花
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これは椿
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椿のおしべはこんな感じ。
椿は、虫媒花ではなく、鳥媒花なんだそう。
筒状なので虫が侵入しにくく、蜜もたっぷり。
(ちなみに、山茶花は虫媒花。)
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心行寺の紅葉

朝晩冷え込みが厳しくなりました。
センター南の心行寺に立ち寄りました。
本堂前は錦色。
s-IMG_2006見ごたえのある紅葉が待ち受けていました。
s-IMG_2014まさしく「日本の秋を彩る紅葉」
日本人は桜と同じように、紅葉(もみじ)が大好きです。
春は花見。秋は紅葉狩り。
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