北山田富士公園裏手の「十二柱稲荷神社」神様の数え方は?

十二の神様

横浜市都筑区の北部に位置する北山田富士公園、その裏手に目立つことなくひっそり鎮座する十二柱稲荷神社。
〒224-0021 神奈川県横浜市都筑区北山田7丁目3

十二柱は「じゅうにばしら」ではなく「とうふたはしら」

柱というのは神様の数え方、一人二人ではなく、一柱二柱なんだそうです。

例えば「神柱が立つ」という言葉がありますね? 天の声のような意味。

こちらの稲荷様には十二柱が祀られているんですね?

都筑区は古く稲作が盛んで、それで富士信仰もあり、今でもいくつかの富士塚が残っています。

狐さん

稲荷神社は、そもそも、五穀、食物の神様のようです。

向かい合う狐の像があります。向かって左の狐がくわえているのは、巻物でしょうか?

巻物は「知恵」の象徴のようです。

右の狐は玉をくわえているように見受けます。

玉は穀霊を象徴するようです。

なかなか凛々しいお顔の狐さんです。

多くの方が思い違いしていそうなことは、狐は稲荷の神様というわけではなく、稲荷の神様のお使い・・「神使」であるということ。

狐は、この「神使」とイメージと裏腹に、不思議な力をもった動物のイメージもあります。

「狐の嫁入り」「狐火」「狐に化かされる」なんていうのも。

全国、地方には狐にまつわる数々の言い伝え伝説なども多いようです。

怖い+不思議な存在です。

正覚寺の白い椿「古い価値観にとらわれない美しい女性像」のモチーフカメリア

正覚寺の椿

花の寺と呼んでも

久しぶりに、都筑区の花の寺「正覚寺」に。

いくら花の寺と呼んでも、今の時期は一番お花が咲かない季節で・・・。

すると、楚々と椿の花が咲いています。大きな木です。

正覚寺の白い椿
正覚寺の白い椿

今朝は48年ぶりの寒さ・・・椿は寒さに強いと聞きますが、大丈夫かな??

正覚寺の白い椿
正覚寺の白い椿

神の宿る木

春の木と書いて椿。

殺風景な景色に、光が差したように、見えます。

ほっこりした気持ちになりますね!

神社やお寺によく見かけるのは、椿は「神の宿る木」で、邪気や災いを払うと謂いいうれがあるようです。

ことにこんな白い椿には、神様が宿っていそう・・・。

シャネルとカメリア

椿といえばカメリア。あのシャネルのカメリアのモチーフとなったのは、実は日本の「椿」だということです。

シャネルが目指した「古い価値観にとらわれない女性像」のモチーフです。

シャネルがカメリアを愛したのは、盟友であるアーサー・カペルがシャネルに白い椿の花を贈った事がきっかけだと言われています。

正覚寺の白い椿
正覚寺の白い椿

寒さに耐える

寒さと椿の花びらって傷みやすい気がします。

木は寒さに強いけど、花びらは冷たい雨風に弱いのかな?

カメラを向けても、まったく傷んでいない椿の花を見つけるのは難しい。。。です。

寒さに耐えているんですね。

正覚寺の白い椿
正覚寺の白い椿

房状のおしべが美しいですね?

正覚寺の白い椿
正覚寺の白い椿

そして、はらはらと花弁が散るのではなく、一気に花の根元から「ぽとり・・・」と散ります。

これが縁起が悪いとされる向きもありますが、潔いというか、儚いというか、そんなところが私は好きです。

センター北『杉山神社』

センター北駅前バスロータリー西側の区役所道路をはさんですぐ西に杉山神社が鎮座しています。
先日10/14も秋祭りをご紹介しました。
祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
横浜市内には杉山神社がたくさんあります。
なぜでしょうね?
鳥居のところにいる狛犬さん、ちょっと恐いお顔で、阿は玉を持ち
 
吽は子狛を連れています。
鳥居をくぐり、右手には手水舎があります。
龍の指って3.4.5本がありますがこちらは4本。
手水舎の前には本殿。
 
本殿の柱に注目!
複数の縦柱を横に貫ら抜いている柱の端に付けられた彫刻を木の鼻というそうです。
木の鼻(木鼻)には獅子の彫り物があります。右
左の木鼻少し口を開けて表情が違います。
これは目貫彫刻、龍
向拝(拝礼の場所となっているところ)見上げると鳳凰の彫刻
第六天社
第六天様は強力な魔力を持ち災難を除ける神様。
縁結びや夫婦和合の神、長寿をもたらす神だそうです。
忘れずにお参りしてね!
第六天の横に力石力石とは村民が力比べをするために用いた石です。
杉山神社の力石には興味津々です。
いったい何キロあるんでしょう?
100Kg位かな?
昔、米一俵の重さ(60㎏)をかつげることが
成人の条件でもあったんだって。
そういえばこの力石も俵型だね
 

 

「正覚寺」のサボテン

前にご紹介したこともある正覚寺さんに行きました。
この「センター南」駅から徒歩5分のところにある「花の寺・正覚寺」です。
 
檀家さんの墓地にほど近いところに不思議な植物発見!
巨大なサボテンです。
 
高さ2.5m以上あるでしょうか?
こんなに大きなサボテンは初めてです。
先の方の赤いものは?蕾と思いきや、どうやら果実のようです。
近くにいらしたお寺の方にお声をかけたら、挿し木用にと一部切ってくださいました。
住職さんだったのでしょうか?
「見事なお花が咲くよ。いざという時は食用にもなる。美味しくないけど。。。」とのお話でした。
「棘に気を付けて!」という嬉しいお言葉もいただきました。
 
ネットで調べたら、ウチワサボテンという名のようです。
ウチワのような平たい楕円形だからですね。
夏には花を咲かせるそうです。
その歴史は深く、アメリカの先住民族「インディアン」は、サボテンを食用としていたそうです。
メキシコではウチワサボテンの果実を「トゥナ」と呼ぶそうです。
薬効効果もあり栄養豊富らしい。。。
頂いたウチワサボテン50cm位を家で挿し木しました。
1年ほどで二倍になるよ」とのお話でした。
花も咲き実(トゥナ)のなるのを楽しみに!
敷地でドングリも拾いました
秋ですね!

杉山神社「秋祭り」

昨夜から今日にかけて2日間、センター北駅近くの杉山神社の秋祭りです。
昨夜から露店もたくさん出ています。
小さな子供連れの家族で賑わいました。
神社内でカラオケ大会も開かれました。
今日は朝からお神輿が出ています。
さっそく追跡!!!
都筑区大棚町付近からスタートです。
お囃子車が先頭をきります。
 続くは大人神輿
そして子供神輿です。(お行儀のいい『わっしょい』です)
掛け声は「わっしょい、わっしょい」
「えっさ、えっさ」「オイサ」「セイヤ、ソイヤ」「どっこいどっこい」 など地域によって色々あるそうですが。ソイヤ!」は喧嘩神輿のぶつかり合いで
「それいけ、やっちまえ」からきているようです。
ちょっとカッコいい。。。
一方杉山神社ではテンテンツクツク テンツクテンピーピーヒャララ ピーヒャララ      笛や太鼓の音が街に響きます。
この否応なく胸を高鳴らせるお囃子の響き!
子供の頃、お囃子が聞こえると、「早く早く」とでかけたものです。
お囃子の響きに心高鳴るのは、日本人だからなんだと思う。
子供たちの演奏です。
 つづきの都筑区お散歩日記でした
和太鼓の力強い響き、篠笛の優しい音色は
日本人の心と体に響き、ノスタルジーに誘います
お神輿の「わっしょい」の語源は
「和を背負う」から来ているという説有り。
『和を以て平和をかつぐ』
とても素敵だね!