センター北「ゆかりな」 粋でいなせな江戸っ子のように、蕎麦を楽しむ
居酒屋みたいな本格派蕎麦屋さん
「ゆかりな」は、センター北駅の駅ビル(あいたい)の4階にある、お蕎麦屋さんです。お昼はよく入店待ちをする人が見られるほどの人気店です。

ぱっと見、居酒屋さんみたいな雰囲気だったので、(私はお酒をあまり飲まないので)ちょっと敬遠していましたが、それが間違いだったと気づきました。

ゆかりなさんのWEBページから。
全国各地から季節に応じて産地を変えながら、その時期いちばん良い状態のそばのぬき実を厳選。店内で自家製粉しすぐに手打ちすることで引き立ての香りと味をご提供いたします。国産100%ならではの香りと味をお楽しみください。
なにやら本格派のお蕎麦屋さんのようです。楽しみ💛

店内に入ると北斎の波の浮世絵が飾られ、お酒がたくさん並びます。
私はお酒を飲まないので分かりませんが、酒好きさんにはたまらなく魅力的なお店だと思います。
天ぷら、魚、サラダ、刺身などお酒のつまみはたくさんあります。
壁のMENUにびっくり。

十割そば
さて、店内に入り、私が注文したのはシンプルにざるそば「十割そば並盛」1100円。おそば150g。
十割そばは数量限定のようです。

ほどなくお蕎麦が運ばれてきました。
麵つゆと共に薬味、葱の小口切りと山葵、塩が添えられています。
お店の方が、「麺つゆで濡らしたお箸の先に塩をつけて、お蕎麦を食べてみてください」と言われました。

美味しい!
お塩は控えめながら、素材の持ち味を引き出す効果があるのですね?
十割ならではの歯切れの良さ。
因みに、十割そばは、つなぎ(小麦粉)を使わずそば粉だけで作ったそばです。多くの蕎麦屋さんは、二八そばと呼ばれる二割のつなぎと、八割のそば粉を混ぜているお蕎麦が一般的です。
駅の立ち食いそばでは、3割の蕎麦粉の七三そばが多いようです。
そして十割そばを打つのには高度な技術を要すると言われてます。
この「ゆかりな」は噂では「お蕎麦がバリバリ固かった」という人が多いですが、私はこの「バリバリ」という表現が正しいかどうか分かりませんが、硬めの歯切れ良い十割蕎麦が好きです。
十割そばは、グルテンフリーですので、より健康にいい食べ物ということになります。今はハリウッドセレブなどにスーパーフードとして注目されています。
1100円は単なるざるそばと考えると、ちょっと高いかもしれません。
それでも「これは、職人さんの技術」と、考えると 1,000円 の価値は充分あると思います。

そば屋飲み
「蕎麦屋飲み」この風習の歴史は江戸時代に遡ります。
冷蔵庫もない江戸時代、蕎麦を作り置きできないので、注文が入ってからそばを打って切り、茹でていました。
そばの提供まで時間がかかるため、軽いつまみと日本酒を楽しみながらそばを待っていたのでしょう。
おいしいそばと酒は江戸っ子にとって、欠かせない娯楽の一つであったそうです。

粋な蕎麦の食べ方
江戸時代から、江戸前の「粋」な蕎麦の食べ方は、「お蕎麦の先をちょこっと浸したら一気にすすりのどで味わう。
そうするとその後に胃から立ち昇って来るのが蕎麦の香りだといわれたそうです。ぐちゃぐちゃ噛むのは江戸っ子じゃねえ!
江戸っ子の心意気は、めっちゃカッコいいです!
この食べ方こそが、粋でいなせな江戸っ子の美学によるものです。

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ゆかりな
224-0003 横浜市都筑区中川中央1-1-3 ショッピングタウンあいたい4F火曜日~土曜日
11時~22時(ラストオーダー21時30分)日曜日、祝日
11時~21時30分(ラストオーダー21時)
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定休日 毎週月曜日
- (月曜日が祝日の場合は営業します。翌日に定休を振替ます。)