山田富士公園の蓮華の花・泥水の中から生じ泥水に染まることなく

れんげの花がひーらいた

ひ~らいた ひ~らいた♪ なんの花が開いた♪

れんげの花がひ~らいた♪

ひらいたと思ったら♪ いつのまにかつぼんだ~♪

童謡でお馴染み、蓮華の花。

この歌のように、蓮華の花は、お昼過ぎには閉じてしまいます。

今年も山田富士公園の蓮華の花が見頃を迎えています。

泥水に染まることなく

ほんとに神様仏様が宿っているように美しく、仏教の清浄のシンボルにふさわしい。

泥水の中から生じ、泥水に染まることなく・・・。

蓮の花って泥水が濃ければ濃いほど、大輪の美しい花を咲かせるのだそうです。真水では小さな花しか咲かない。

天空を仰いですくっと立つ姿は、凛として、高貴で、一点の汚れもなく・・・。

花の命は短くて・・・といいますが、花びらが4日ほどで散って、蜂の巣のような花托が残ります。

これも、ある意味、美しい。

試練を乗り越えてこそ、人生に花が咲く!

それから「あだ花」はない。咲きそこなったり無駄花のことです。

人生に通じるものがありますね?

お釈迦様の教えでしょうか?

お釈迦様の台座はハスですから・・・

睡蓮と蓮華

蓮華の花は、初夏に花を咲かせますが、睡蓮の花は、4月ごろから咲き始めます。これは、同じ池に咲く睡蓮。

睡蓮は夕方まで咲きます。夕刻、睡る(ねぶる)から睡蓮。

その名の通りに、日差しが弱くなる夕方になると、
だんだんと花を閉じて眠ります。

蓮華の花は、葉や花が水面からスクッと立ち上がっていますが、 睡蓮は、葉も花も水面に浮かんでいます。

 

睡蓮の美しい「せせらぎ公園の池」まるでモネの絵のような美しさ

睡蓮を描き続けたモネ

唐突ですが、著名な画家モネの話をさせてください。
有名な画家モネは日本文化に非常に傾倒していて、膨大な数の浮世絵をコレクションし、自宅の屋敷に日本風庭園には水を引き「水の庭」まで作り上げました。この水の庭に浮かぶ睡蓮が、晩年のモネのモチーフとなり、睡蓮の連作に没頭させました。睡蓮の絵は200点にも及ぶそうです。
実は、晩年、モネは、失明寸前の状態にあったらしいので
脳裏に焼き付いた睡蓮を描き続けたんでしょうね。

モネの絵(Wikipediaより)

↑モネの絵(Wikipediaより)

私、油絵が好きなので、、少々絵について。。

一般的に絵の具は、パレットの上で色を混ぜると、鮮やかさを失ってしまいます。モネの絵は、絵の具の色のままを筆で塗っているように思います。
荒い筆遣いで塗った鮮やかな色が、少し離れて見ると色が混ざったように見え、鮮やかな葉や花の色で見えるというところです。
点描画が同じ原理だと思います。

↓実際のモネの庭(Wikipediaより)

せせらぎ公園の池の美しさ

突然、モネの話をしてしまいました。

思わずモネを思い出しましたわけとは
朝、せせらぎ公園に行き、睡蓮を見ました。

せせらぎ公園の睡蓮
↑ 絵画のように美しいせせらぎ公園 ↓
初めてせせらぎ公園に行ったときは(15年位前)睡蓮の見事さに感動した記憶があります。
せせらぎ公園の池を中心に、季節の花が美しく咲き緑道「せきれいのみち」が縦断しています。
池の縁には古民家があり、周囲の景色は池に映り、美しい景色を楽しめます。野鳥も多く、5月ごろには鴨の親子も見ることが出来ます。
せせらぎ公園

古代エジプトでは神聖な花なんだって、睡蓮は。
エジプトでは睡蓮は聖なる「太陽の花」
「睡蓮」という名の由来は、朝咲いて(起きて)夕刻しぼむ(眠る)から。
せせらぎ公園は四季折々の表情があることを知って、
すっかり、魅了されちゃった。

睡蓮の隙間に、コイやカルガモ、亀さんの姿を見ることができます。

だから、、水辺のベンチに座り、池を見ているだけで幸せ!
水辺の奥には、風情ある古民家もあり、様々なイベントも開催されています。
旧内野家の住宅で、江戸時代の建築だそうですよ。
朝の睡蓮、夕の睡蓮、時間によって変わっていく水面
モネは睡蓮の美しさに魅了されたんでしょうね。
モネを連れてきたいくらいです。
せせらぎ公園には、静かな時間が流れています。
アベイルの都筑区お散歩日記でした。

都筑中央公園の睡蓮とトンボ 子供たちの力を信じて 

都筑中央公園

睡蓮

都筑中央公園にふらりと寄りました。

池には睡蓮が美しく咲いていました。

都筑中央公園の睡蓮
都筑中央公園の睡蓮

泥の中から咲くのに、どうして汚れ一つなくこうも美しいのでしょう?

都筑中央公園の睡蓮
都筑中央公園の睡蓮

赤とんぼ

水面を行き交うのはトンボ。

こんなに早い時期から赤とんぼ。

都筑中央公園の赤とんぼ
都筑中央公園の赤とんぼ

シオカラトンボ

それから、シオカラトンボ。

童謡「とんぼのめがね」

赤とんぼにシオカラトンボといえば童謡「とんぼのめがね」ですね?

とんぼの めがねは
水いろ めがね
青いおそらを
とんだから とんだから

とんぼの めがねは
ぴか ぴか めがね
おてんとさまを
みてたから みてたから

とんぼの めがねは
赤いろ めがね
夕焼け雲を
とんだから とんだから

都筑中央公園のシオカラトンボ
都筑中央公園のシオカラトンボ

この童謡は、シンプルな言葉のなかに優しさがあふれ、大好き。

本当にシオカラトンボって水色眼鏡・・って思うけど、この表現、なかなか浮かばないですよね?

戦後の子供たち

この歌は戦後の混乱した時代に作られた童謡のようです。

私も戦争は知らない世代ですが、この時代に生き抜いた人々はすごいと思います。

そしてこの時代に育った子供たちもすごいのです。

都筑中央公園の睡蓮
都筑中央公園の睡蓮

子供たちの楽しみや夢や希望を奪った戦争。

終戦を迎えたものの街は戦災孤児であふれ、物資も困窮し、闇市が横行したそうです。

この経済・社会の混乱期に、額賀誠志という医師(作詞家)が、日本人の飛躍と発展・・・子供たちがやがて大人になり国を建て直してくれるであろう力を信じ、作った歌だそう・・・。

この歌には、一言もそういった言葉が含まれてはいないけれど、深い深い平和への祈り、子供たちの力を信じる気持ちが込められているんですね。

蓮の花も然り、戦後の泥沼の中に咲く子供たちのよう。

都筑中央公園の睡蓮
都筑中央公園の睡蓮

そんなことを考えながら、池の周りを歩く、仕事前のひと時でした。

http://www.avail-home.co.jp/

 

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