「イルミネーション」と「月光」

「永井荷風」という作家の名前は誰でも知っていると思います。
永井荷風が書いた日記「日和下駄」について。
大正の作品なので少し敬遠しちゃいそうですが、これが読んでみると味わい深い。
永井荷風がこうもり傘を持って、下駄をカラコロ鳴らしながら東京下町を散歩しています。
荷風は、普通の場所に素敵な風景を発見しては「無用な感慨」に浸ることが、何よりも嬉しいと言っています。

 

そんな散歩の楽しさを語った散歩論・地域を愛す気持ちに、心から共感を覚えます。

 

そのなかで
当世人の趣味は  大抵日比谷公園の老樹に
電気燈を点じて  奇麗奇麗と叫ぶ 類 のもので、
清夜に月光を賞し、 春風に梅花を愛するが如く、
風土固有の 自然美を 敬愛する 風雅の習慣
今は 全く 地を払ってしまった。
という一節がある。
「今どきの人は老木に電気をつけて綺麗だといってるが、
自然の美を愛する習慣なんてなくなってしまったなぁ」
クリスマスも近づき、街路樹にイルミネーションがきれいな時期ですが サンタ
イルミネーションに「きれい!」と感嘆する声にも共感しつつ、
清夜に月光を愛でること、自然美を敬愛すること」…そんなことも忘れずにいたいな。。
私も都筑区お散歩をこよなく愛し、
太陽普通の景色の中から
小さな発見をして、驚き、感動することが愉しみ。。
 
永井荷風のように、
時にはパンプスブティック、時にはスニーカーくつ
テクテク…足跡
 
私らしい価値観で
街を眺めて行きたい。。にこにこ

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